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コロナ禍にシミが気になるようになるのは必然!?皮膚科医に聞く、コロナ禍のシミの意外な原因と対策

コロナ禍も2年目に突入。夏に向け、マスク擦れのダメージに加え紫外線による肌ダメージも加わり、シミのリスクがますます上がってしまう季節に…。

資生堂の調査によると、自粛生活中は普段よりも紫外線を浴びていないはずなのに、実はシミが気になる人が増えているという現状が明らかに! 一体なぜ!?

コロナ禍でシミが増えてしまう原因と、どうしたら防げるのかを皮膚科医の日比野佐和子先生に伺いました。

皮膚科医 日比野 佐和子 先生

医療法人社団康梓会 Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授、医学博士。内科医、皮膚科医、眼科医、アンチエイジングドクター(日本抗加齢医学会専門医)。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。中医学、ホルモン療法、プラセンタ療法、植物療法(フィトテラピー)、アフェレーシス療法(血液浄化療法)などを専門とする。アンチエイジングの第一人者として国際的に活躍するほか、テレビや雑誌などにも数多く出演。

約半数が「シミ・肝斑が気になるようになった」と実感

コロナ禍以降「より顔のシミ・肝斑が『気になるように』なった」という女性は58.4%にのぼるそう。「シミ・肝斑ケアのために新しく美白化粧品を取り入れた」という人も27.5%を占めています。
「『肝斑=両頬の高い位置に出来る左右対称のシミ』もシミの一種ですが、マスク着用により肝斑が目立つようになったと悩む人も。」(日比野先生)

コロナ禍のライフスタイルの変化がシミの原因になりえる

コロナ禍でのライフスタイルの変化に関してどう変わったかを聞くと、「メイクをする頻度が減った」(43.1%)、「座りっぱなし、あまり歩かないなど運動不足になった」(38.0%)、「コロナ前に比べ、精神的なストレスを感じるようになった」(29.7%)が上位だったそう。

「マスクの摩擦がシミ原因になっているほかに、運動不足や精神的ストレスはシミの出現の一因に。

また、外出をしない時も下地やファンデーションをすることでうるおいケアやUVカットなどの効果が期待できますが、メイクをしないことで、日中の乾燥や紫外線対策が逆に疎かになってしまっているのでは?」(日比野先生)

新知見…シミの原因は、血管の異常な増殖!

「気になるシミケアのために、レーザー治療やスキンケアは有効。しかし、それらのケアをやめた後に再びシミが復活してしまったと訴える人は少なくありません。実は、これは必然的に起こり得ること。
肌が受ける刺激としては、紫外線はもちろんのこと、レーザー治療やスキンケア製品の誤った使い方など様々なものがあげられます。このような刺激を受けると、肌の内部の血管新生が促進されることがあり、シミの原因となるメラニン産生を活性化させる物質が放出されやすい状態になってしまうことが資生堂の研究でわかっています。」(日比野先生)

血管の異常増殖とシミが増えるメカニズム

肌がダメージを受けると、血管内皮細胞から「ウロキナーゼ」という酵素が分泌され、この酵素が血管内皮を増殖させる因子と協調して血管の新生を促進してしまいます。


この「ウロキナーゼ」の活性が高まると、メラニン生成の引き金となる酵素「チロシナーゼ」の活性も高まり、メラニンを増やしてしまうことがわかっているのです。

参考:資生堂 シミ予防研究

「レーザー治療では、皮膚にレーザーを照射して、かさぶたにしてそれが剥がれることでシミを薄くしますが、これは皮膚に傷をつけることでもあり、ダメージを受けた皮膚を修復するためにその過程で新しい血管が生まれます。

もっともよく知られる、紫外線でシミが増えることの原因の1つも、血管の増殖です。紫外線を浴びることは軽度の火傷のようなもので、肌を修復するために血管が新生することに繋がります。」(日比野先生)

コロナ禍のライフスタイルにも血管の異常増殖の要因がひそんでいる

「コロナ禍にシミが気になる原因としては、マスクの摩擦、運動不足による代謝の低下、精神的なストレス、紫外線対策の手薄さも関与していると考えられます。


特にマスクの着脱時の擦れなどは、血管の異常増殖の要因に。マスク擦れによる肌のダメージを修復しようとして血管の新生が促され、マスクの縁が当たる位置にシミが現れてしまうことが。

また、女性ホルモンのバランスが崩れることが原因といわれる肝斑も、物理的なダメージによって繰り返してしまう恐れがあります。」(日比野先生)

異常な血管新生を抑えるスキンケアは?

「血管は、ダメージを受けたり栄養が不足している場所へ酸素や栄養を届ける器官。

活性酸素(フリーラジカル)の影響で酸化が進んでしまっているところや栄養が不足しているところへ伸びていく習性がありますが、大きなダメージを受けたり、ホルモン異常などによって身体のコントロールが崩れると異常な血管が発生するリスクに。

異常な血管新生を防いでくれるシミケアを取り入れましょう。」(日比野先生)

異常な血管新生を抑えてくれる成分、「オトギリ草抽出液」

「おうちでできるセルフケアにおいて注目されているのが、市販のシミケア品にも使用されているオトギリ草抽出液
オトギリ草抽出液は、収れん、抗菌、利尿作用、育毛、火傷や口腔炎にも効果があるとされていますが、血管の異常増殖を抑制する効果があることが新たにわかりました。」(日比野先生)

血管増殖を抑えてくれる「HAKU メラノフォーカスZ」に注目♡

「HAKU メラノフォーカスZ」(医薬部外品)は、シミができる肌特有のダメージ状態を徹底的に研究した先端のシミ予防研究から生まれた薬用美白美容液。「HAKU メラノフォーカス」は2005年に誕生以来15年連続美白美容液売上No.1のブランド。なんと累計売上は1,720万本を突破しているそう。

美白有効成分「4MSK」と「m-トラネキサム酸」、また、新たにうるおいを与え肌環境を整える「Zカット複合体」を配合。「シミのもとの無限ループ」へ全方位的にアプローチしてくれます。

HAKU メラノフォーカスZ (医薬部外品)薬用 美白美容液 45g 
10,000円(税込 11,000円)

活性酸素を増やさず、元気な細胞を作るための生活習慣は

「1年以上続くコロナ禍で、少なからず精神的なストレスを感じている人は多いのではないでしょうか?リモートワークによって生活リズムが崩れ、ホルモンバランスや免疫状態が悪化すると、活性酸素がたまり、シミができやすくなってしまいます。」(日比野先生)

そのためにぜひ心がけたいのが…

・ゆっくり湯船に浸かり、身体の代謝能力をアップ

・寝る前にマッサージやストレッチをして身体をリラックスさせる


・十分な睡眠を取ることで、肌の修復を助ける成長ホルモンの分泌を活性化

・無理なダイエットをしない…栄養不足と精神的ストレスにつながるため


・紫外線を避ける…UVカット効果のある下地やファンデーションは室内でも塗っておくように

・酸性雨などを浴びない…雨を不用意に浴びない。浴びてしまったらタオルで拭く、ないしは軽く洗う

・タバコや過度な飲酒を避ける…赤ワイン1杯程度ならば、赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用が他のアルコールよりは少しは期待できる

・有酸素運動やスローな運動を習慣(深呼吸などを取り入れて)
おすすめはウォーキング、軽いジョギング、ちょい早歩き、ヨガなどのスローエクササイズ。

できる対策を講じて、コロナ禍の外的・内的ストレスによるシミ・肝斑の増加を、なんとか防いでいきましょう♡

UNICORN編集部

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