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コロナ禍の酒蔵を救え!?JALファーストクラスでも提供の日本酒、”御慶事”のアッサンブラージュ

「アッサンブラージュ」とは、フランス語で“混ぜ合わせる”という意味で、複数種類のワインの原酒を混ぜ合わせるなど、ワインの世界でよく知られた技法です。これを老舗酒蔵の銘品日本酒で試みるという新しいチャレンジが…!

今回の企画は、レガシーメディアのDX支援や事業会社の新規サービスの企画・立ち上げを行う事業開発会社INCLUSIVEが仕掛けたもの。INCLUSIVEはメディア・事業会社・個人の情報発信におけるDXを通じて、「場の共創」と地域活性化を目指している企業だそう。


今回は日本酒のセレクトショップアプリ「SHU-GO(シュゴー)」を運営する同社の『SAKE PROJECT』を通して、コロナ禍における蔵元の支援、地域産業の活性化と創生を目指して実施されたということ。

「御慶事」の歴史

青木酒造の日本酒「御慶事」
青木酒造は天保2年(1831年)創業の、茨城県古河市唯一の造り酒屋。青木酒造を代表する銘柄である「御慶事(ごけいじ)」は、青木酒造三代目当主が大正天皇御成婚の折、皇室の繁栄と日本の国のますますの隆盛への願いを込めて「最高のよろこびごと」という意味で「御慶事」と命名されたそう。しぼりたての香りをできるだけ残し、旨味を感じつつも後味に透明感のある飲み口が特徴。普段日本酒をあまり飲まない方でも、甘みと香りの調和した味わいでおいしくいただけるそうですよ。

今回のアッサンブラージュで使用されたのは「御慶事 純米吟醸 ひたち錦」。それ以外にも全国新酒鑑評会での金賞受賞をはじめ、全国の鑑評会やSAKE COMPETITIONなど多くのコンテストで高い評価を受けるお酒を醸造していて、JALのファーストクラスでも導入されるなど、日本酒のハイブランドの一つなのです。

コロナ禍の日本酒需要激減! でも、ピンチをチャンスに!

多くの酒蔵がそうであるように、青木酒造も新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けたということ。宴席やイベントがキャンセルとなることで外食での飲酒機会も激減し、丹精込めて醸造した「御慶事」もその影響を受け、販売が落ち込みました。また、今年機内提供予定だったお酒もほとんど出荷がなくなったということです。

しかし、この状況をコンディションが良い状態のお酒が多くある、新しいチャレンジに使うことができる機会と前向きに捉え、日本酒のセレクトショップアプリ「SHU▶GO」の企画・運営をするINCLUSIVEと日本酒専用セラー「SAKE CABINET」を販売する家電メーカーのアクア、そして蔵元である青木酒造が一丸となり、今回のアッサンブラージュのプロジェクトを決行。

ブレンドと味の特徴

今回のアッサンブラージュでは、御慶事ブランドの一番人気で、華やかな香り・すっきりとした後味・酸味と甘みのバランスが良い「御慶事 純米吟醸 ひたち錦」と、米のふくよかな旨みと、後からほのかに香るフルーティーな香りが特長の「御慶事 純米吟醸 ふくまる」、通常よりも多く60%以下に精米して造っているのでクリアな酒質で後味はすっきり辛口だという「御慶事 特別本醸造 日本晴」の3種類をミックス。

飲食店のお客さんにも試飲してもらって、もっとも人気の高かった比率でのブレンドにしたそう。

華やかで上品な香り、茨城の米のみずみずしさや甘さを感じるふくよかさ、甘すぎず、最後は日本晴のキレ味によってお料理の邪魔をしない、そんな新たな御慶事の魅力のプレゼンテーションになっています。

青木酒造 専務取締役 青木知佐さん

私たちが今回アッサンブラージュという方法を選んだ理由の一つは、生産者の皆様、創業より支えてくださった地元古河の皆様、そして「御慶事」を楽しんでくださるファンの皆様とのご縁やつながりを、お酒を合わせる(ブレンドする)手法で表現したいと思ったからです。
今回のチャレンジは普段から「御慶事」を支えてくださっている、素晴らしいお米を作ってくださる生産者の皆様や、この取り組みを面白いと感じてもらい、チャレンジを支えてくださる飲食店の方がいるからこそ実現しました。

「御慶事 チッサンブラージュ」は、地元茨城の農家さんの米を使うことによって、地域の食文化を盛り上げることにも貢献できればと願っています。「御慶事」では、「山田錦」や「雄町」といった全国で知名度のある酒米も使いますが、地元茨城県で栽培されている「ひたち錦」「ふくまる」「一番星」「日本晴」や県産の酵母を使用して醸造するお酒も数多く作っています。

お酒造りは、その素となるお米を作ってくれる農家の方々の努力があってはじめて成り立つもの。地元古河をはじめ、茨城の生産者の皆様と契約してお酒を造ることで、地域性を活かしたお酒造りを大切にしたいというポリシーのもと、今回のアッサンブラージュはすべて地元茨城県産のお米を使った、「御慶事」らしいオール茨城県のアッサンブラージュとなっています。
また、コロナ禍においても日本酒需要を盛り上げるべく、今回の企画にご賛同いただいた「御慶事」を取り扱ってくださっている飲食店様においても、ご提供をサポートいただきます。

ラベルとネーミングの由来

青木酒造の専務取締役・青木知佐と弟の青木善延、そして蔵の看板猫の黒猫・ヤマトが、最高の御慶事で皆様をおもてなししたいという気持ちを込めて、蔵元の暖簾から顔をだして挨拶している写真がラベルに。また、女将の名前とアッサンブラージュを掛け合わせた「チッサンブラージュ」ですが、「チッサー」はヒンドゥー語で「味」という意味があり、心を込めて味づくりをしたアッサンブラージュという意味が込められています。

限定400本の販売! ここで買えます

INCLUSIVE「SHU▶GO」アプリ

提供店舗

ふぐ倶楽部 miyawaki

3キロ越えの最高級の大とらふぐが自慢の、“日本一敷居の低いふぐ料理店”。
先付・てっさ・季節の逸品・焼きふぐ・唐揚げ・鍋・雑炊・デザートまで愉しめる8,500円のコース料理を、店主自ら厳選した日本酒やワインとともに楽しめます。個室も完備。2021年9月に築地にオープンする新店を含め、「宮脇別邸」と「和酒スタンド」と合わせて三カ所で提供予定。

 日本酒専門店 ぽんしゅ家

日本酒をこよなく愛する自称「日本酒オタク」でもある女性店主厳選の日本酒を、グラス1杯からでも味わうことができます。オリジナリティ溢れるヘルシーでおいしい肴に合わせてお酒をチョイスしてくれ、酒蔵のストーリーなども教えてくれるのが楽しい。オリジナル日本酒カクテルもあり。EC販売も開始予定なので、ぽんしゅ家のECサイト上でのお求めも可能になります。

コロナ禍をきっかけに誕生した、貴重な銘柄の新味が楽しめる希少なアッサンブラジュ。ぜひこの機会にご賞味を♡

UNICORN編集部 

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