肩こりに辛いモノが効く、ってマジか!?漢方&薬膳アドバイザーに聞く
冬といえばアツアツの鍋。特に辛い鍋は身体を温めることもあって、恋しくなるものです。そんな冬には、寒さで肩こりも感じやすい気がしませんか? 実はこの「辛いもの」と「肩こり」、意外にも関係があるようなんです。漢方&薬膳アドバイザーによる見解をご紹介。頑固な肩こりを抱えているなら、辛くて美味しいものを食べつつ、最新アイテムを取り入れて解消しましょう。
寒い時期にぴったりな辛い料理は肩こりと関係あり?
パナソニック株式会社が、辛いものと肩こりの関係性を調べるために、20~50代の男女1,087名を対象にアンケート調査を実施。「暑い季節よりも寒い季節のほうが、より肩がこると感じますか?」と質問したところ、「そう思う」と回答したのは61%でした。
また「辛いものは好きですか?」と尋ねたところ、「好き」と回答したのは67%と7割近くが辛いもの好きであることがわかりました。
辛いもの好きの人に辛い料理が食べたくなるシチュエーションを尋ねたところ、「寒い時」が他の回答と差をつけて1位(51%)に!
カレーやキムチ鍋・チゲ、担々麺・激辛ラーメン、麻婆豆腐などが寒い時期に特に好まれているようでした。
実は、この辛い料理は寒い時期に悩む人が多い「肩こり」と意外な関係があるようです。
辛いものを食べると肩こり改善につながる!?
漢方&薬膳アドバイザー杏仁美友さんによると、どうやら薬膳では血流の悪さからくる肩こりをやわらげるのに効果的な食材に、辛さが関係しているようです。
「肩こりの原因の一つは、血のめぐりが悪くなること。薬膳の考え方では、血流促進することを血のめぐりを活性化するという意味でかっけつ(活血)作用と言います。かっけつ作用がある食べ物は、たまねぎ、ニラ、味噌、酒(酒粕)、パセリ、バジル、みょうが、チンゲンサイ。さらに鮭やサフランなども。実は、これらの食べ物は血流の悪さからくる肩こりをやわらげるのに効果的なのです」
さらに、温性・熱性の食べ物で身体を温めることも効果的だと杏仁さん。
「薬膳では『寒(かん)』『涼(りょう)』『平(へい)]『温(おん)』『熱(ねつ)』の五性という考え方があります。辛い食べ物の代名詞・唐辛子にはかっけつ作用はないものの、薬膳の中でもっともからだを温める『大熱』に分類され、からだを温める効果があります」
とは言え、ニラ、生姜、にんにくなど、辛い食べ物は胃腸への負担が大きいものが多いため、食べ過ぎは禁物とのこと。注意してくださいね。
カレースープで血流促進!
ぜひこの冬、取り入れたいのが紹介された食材を使った料理。杏仁さん直伝のレシピで料理をして美味しく食べて、この冬の寒さと肩こりを乗り切りましょう。
「ナスとピーマンのカレースープ」
【材料(2 人分)】
ナス…1本
赤パプリカ…1/2個
玉ねぎ…1/4個
パセリ…適宜
ケチャップ…小さじ2
カレー粉…小さじ1
コンソメキューブ…1個
オリーブオイル…小さじ2
塩コショウ…適宜
【作り方】
1. ナスは1.5cmの角切りにし、赤パプリカ、玉ねぎも同様の大きさに切る。
2. 鍋にオリーブオイルを入れて熱し、1と軽く塩を振って炒める。
3. 玉ねぎがしんなりしたら、水500cc、ケチャップ、カレー粉、コンソメキューブを
入れ、素材が柔らかくなるまで中火で煮込む。
4. 塩コショウで味を調え、器に移してみじん切りのパセリを加える。
「ナスは熱を冷ますとともに血行を良くし、余分な水分を排出するので、むくみなどに効果的です。カラダを冷やす作用もあるので、カラダを温めて血液の流れをさらに促進する玉ねぎ、カレー粉、パセリを合わせ、ナスの寒性を和らげます。パプリカは気のめぐりを良くし、イライラや緊張をほぐす作用があるので、一緒に入れることでストレス緩和にも役立ちます」
辛い料理と合わせて肩こり対策を!
辛いものを食べながら、肩こりはしっかり集中ケアしましょう。パナソニックの新製品なら、肩こりケアへのモチベーションも上がりそう!
「高周波治療器 コリコランワイド EW-RA550」38,610円(税込)
コリコランワイドは、肩にかけるだけの高周波治療器で、薄くて軽いのに、広範囲のコリにアプローチできる画期的なアイテム。12個の高周波デバイスがコリのポイントにフィットして、コリの原因である血行を促進してくれます。
刺激や痛み、ニオイもないので、長時間つけられるので、仕事中や家事中でも長時間治療可能。
「肩アタッチメント -H(グレージュ)」
「肩アタッチメント -K(ブラック)」
肩アタッチメントは、グレージュとブラックの2種類用意されており、ファッションコーディネートも邪魔しません。
辛い料理を食べつつ温まり、肩こりもケアすれば楽しくて快適な冬を過ごせそうですね!
【専門家プロフィール】
漢方&薬膳アドバイザー 杏仁美友さん
漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳や薬膳茶の資格講座の運営にも力を注いでいる。テレビや雑誌などの取材、レストランのメニュー監修、総合情報サイト「All About」漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、講演会なども精力的におこなう。「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。近著に「スーパーにある材料で薬膳でも試してみよか」(オレンジページ)があり著書多数。
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