鼻の骨格で将来の肌状態が予測できるって!?
資生堂の最新研究の進化が止まらない! 2023年11月末、資生堂が最新の研究成果を発表する「Shiseido Innovation Conference 2023 – Beauty for the Future -」を開催。
「さすが資生堂さん…!」な驚きの研究内容が盛りだくさん。知的好奇心で美しくなっちゃいそうなイノベイティブな知見をレポートします。
肌・身体・心の相関性を解明する、“資生堂独自の美のアルゴリズム”
カンファレンスでは資生堂の30年以上におよぶ肌免疫研究の最新知見として、免疫が“肌の老化を予防”していることが紹介され、「免疫細胞が多い肌ほど老化細胞は少なく、免疫細胞が肌の老化細胞を除去する役割を持っている」という新発見について解説。
さらに、2030年の資生堂のビジョンである「Personal Beauty Wellness Company」に向け、 「肌・身体・心の関係性に基づいた資生堂独自の美のアルゴリズム」を、実際に体験することもできました。
「肌・身体・心」の関係性に基づいた“資生堂独自の美のアルゴリズム”では、“肌に影響を与える要素”を洗い出すことに成功。従来見過ごされていたその要素をケアすることで、肌がこれまでにない良い刺激を受け、美しい肌へとつながることが期待できるといいます。
たとえば、角層水分量の多さ/少なさは、身体の酸化ストレス状態、体格、血中電解質(ミネラル)、握力などと関係するとか!
今後もより多くの方の多様なデータを集めるべく、2023年までにのべ1万7,000人以上もの人が参加し、3,000に及ぶ項目について測定・検査を行う「岩木健康増進プロジェクト」を手掛ける国立大学法人弘前大学との共同研究への参画や、研究で得た大量のデータを速く・正確に解析するために株式会社DeNAライフサイエンスと連携するなど、外部研究機関、企業との取り組みをダイナミックに展開していくそう。
なんでしょう、この壮大なわくわく感。
“資生堂独自の美のアルゴリズム”を体験!
カンファレンスでは、”資生堂独自の美のアルゴリズム”に基づいた鼻骨格測定、歩容測定、肌・身体・心の複合測定(自律神経・血管・握力)も体験でき、診断でわかる内容に驚きがいっぱいでした!
歩容測定
歩き方の特徴を測定!美肌に導くための理想的な歩き方がわかる
(出典:資生堂)
むくみやくすみ、肌のゆらぎなどが、研究の結果「美しい歩容(※)」と関係性があることがわかりました。足元にセンサーを装着して歩く姿をタブレットで撮影すると、「美しい歩容」度を測定してくれます。 足元の動きや姿勢のさまざまなデータから歩容の美しさを簡便にスコア化できるというテクノロジー。
例えば、歩行時に大腿部などにある大きな筋肉が動くことで、血液の循環が良くなり、血色がよくいきいきとした肌と表情につながるといいます。
すごい、合理的!たしかに。 歩き方が美肌と直結しているって、すごく納得。※ 歩容: 歩く姿勢のこと
鼻骨格測定
鼻の形をアプリで読み取るだけで将来どのような肌の悩みを抱えやすいか予測!
(出典:資生堂)
鼻骨格も肌の状態、肌の内部にある血管などの状態と関連があるといいます。
鼻骨格を表す「鼻根」「鼻梁」「鼻翼」など鼻が作り出すわずかな影を利用し、鼻の形を細かく検出します。一般的なスマートフォンで鼻の画像を読み取ることで簡単に鼻骨格の特徴を検出でき、鼻の骨格と肌状態や肌内部との関係性に関する知見を組み合わせ、顔を16種類のタイプに分類。
鼻骨格から将来どんな肌悩みが出やすいかわかるという、画期的な予測が可能に…!!
従来資生堂が蓄積してきたユーザーさんたちの鼻の形と肌データの相関性に基づく診断だそうですが、研究員さんのコメントによると、「鼻の大きさによって吸引できる酸素の量やペースが違ったり、逆に、その習慣によって鼻の形も多少かわったりするわけで…そんなことから、血中に送られる酸素量などの違いが、肌へ送られる酸素や栄養の違いにもつながるかもしれません」 なんて推論も!
お、おもしろすぎる・・・・・♡
肌・身体・心の複合測定
”資生堂独自の美のアルゴリズム”で「肌」の状態を複合的に測定
最後に 自律神経・血管・握力の測定から”資生堂独自の美のアルゴリズム”を使用し「肌」の状態を複合的に測定します。
筋力や血流量、自律神経の乱れから導き出される肌の潤い不足やくすみ、ハリのなさなどの肌の特徴はもちろん、計測から導きだされる運動不足、睡眠不足など生活習慣へのヒントも見えてきました。
体験の最後には、測定結果のタイプ別におすすめのドリンクをいただけました。
抗酸化や骨格筋強化など、自分に必要な栄養素が詰め込まれたドリンクとなっていて、内側からのキレイを知るきっかけになりました♡
本カンファレンスでは、資生堂のイノベイティブすぎる研究の奥深さを改めて感じる機会となりました。 これからもウォッチし続けたいと思います!
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