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2月9日の「服の日」ファッションをサステナブルに楽しむための3つのトピックス

2月9日は「服の日」というのをご存知でしたか? 衣類への関心を高め、服を着る楽しみを広げることを 目的に「2(ふ)」・「9(く)」の語呂合わせから、日本ファッション教育振興協会や全国服飾学校協会などが1991年に制定しました。

この機会に、普段から親しんでいるファッションや推しブランドへの理解をより深めてみませんか? 今回はアパレル関連のサスティナビリティにまつわるトピックスを3つご紹介します。

Miele 洗うだけでなくケアも意識したお洗濯を

日々のお洗濯でエネルギーを節約

ファッションを長く楽しむには、日頃のケアが重要になってきます。

Miele(ミーレ)は1899年に、「Immer Besser(常により良いものを)」のブランドプロミスを掲げ、ドイツで創業した家電ブランド。

長年「サステイナビリティ」を創業以来の理念として掲げており、「製品の長期使用は究極のサステナビリティ」との考えのもと、洗濯機や洗濯乾燥機などの製品そのものが長く使えることはもちろん、中で洗う衣類も、「洗う」だけではなく「ケアする」お洗濯で、長く大切に着用できるように設計されています。

ドイツでは、洗濯は汚れを落とすだけでなく、“衣類をケアする”ことを大切にし、衣類の素材や汚れに合わせた“洗いわけ”が主流なのだそう。

ハニカムドラム

洗濯機の洗浄力は、「時間」「温度」「機械力」「洗剤力」という4つの要素の総合力で決まるなか、Mieleの洗濯機、洗濯乾燥機は、これら4要素に優れたバランスで総合的にアプローチすることで、トータルランドリーケアを実現しているそう。

例えば洗剤自動投入システムなら2段階で液体洗剤を自動投入するので衣類量や汚れのレベルによって適切なタイミングと量により、衣類のケアが可能。洗剤を節約し、水量、電力量も必要最低限に自動調整する省エネ性能もサスティナブルなポイントです。

この機会に、ケアするお洗濯を体験しに行くのもおすすめ。全国6ヶ所にあるMiele Experience Centerでは実機での体験ができるので、サスティナブルなランドリーケア体験をしに立ち寄ってみるのもよいのでは。

東京都 着物などの伝統文化を世界に発信「Sustainable Fashion Design Award」

Sustainable Fashion Design Award

東京都は、東京をパリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンと肩を並べる 「ファッションの拠点」にするべく取り組んでいます。その一環として行われているのが「Sustainable Fashion Design Award」。

着物のような日本の伝統を現代のファッションの力により新たな形で世界に発信していくことは、産業の振興に加え、SDGsやサスティナブルにもつながる重要な取り組みと考え、東京発のファッションを広く発信していく目的で行われています。

「Sustainable Fashion Design Award2024」のコンテストでは2023年7月から9月まで作品の募集が行われ、都内在住または通勤・通学しているアマチュアデザイナーから約1,000件の応募がありました。

部門は着物の生地等の活用を想定したウェアなどのウェア部門と、着物の生地等の活用を想定したバッグやアクセサリー、ストール・スカーフ、シューズなどのファッショングッズ 部門の2つ。

デザイン画による一次審査により各部門15名程度選定され、二次審査では制作補助・ワークショップを活用して制作したルックに関するプレゼン・質疑応答などを通じて各部門6名程度選定されました。

この後はデザイン画を公式SNSで公開し「いいね!」による人気投票を実施し、各部門3名程度が選定されます。

最終審査に向け二次審査通過者は、MD(マーチャンダイザー)等との協働による商品化体験・プロモーション体験を行い、ショー形式の最終審査へ。

2024年3月を予定している最終審査では、東京都知事賞大賞(各部門1名)、東京都知事賞 優秀賞(各部門2名)を決定し、観客によるリアルタイム投票で特別選抜賞(各部門1名)を決定します。

すでに二次審査が行われ、着物の生地や組紐を用いた印象的な作品が選ばれており、日本のファッションデザインの未来に期待できるラインアップとなっています。

どのような作品が勝ち抜くのか、ぜひ最終審査をチェックしておきましょう。

国内最大級のファッションの祭典「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」イメージ(すでに募集は終了)
「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」イメージ(すでに募集は終了)

2024年3月11日(月)~3月16日(土)に渋谷ヒカリエや表参道ヒルズをはじめとした各会場で開催される国内最大級のファッションの祭典である、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構主催の「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」に足を運んでみるのも良さそう。

毎年3月と10月に開催されており、都内各所から世界から注目を浴びる最新の日本のクリエーションを発信しています。

前回開催の「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 S/S」のキービジュアル
前回開催の「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 S/S」のキービジュアル

当日は2024 秋冬コレクションを対象とし、ファッションショーやインスタレーション、映像発表が行われます。

前回開催の「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 S/S」では、フィジカル発表35ブランド、デジタル発表15ブランドの計50ブランドによるショーやインスタレーションが実施されました。

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 S/S」
「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 S/S」の様子

そして本イベントの2022 S/Sシーズンからは中長期的な視点で「ファッションを通して出来るSDGs」をテーマに、様々な施策を通してSDGsを発信しています。今回も引き続き、関連イベントなどに新たなSDGsへの取り組みを行う予定。

サステナブルコンテンツのタイアップとして、前回は三越伊勢丹による「ピースdeミライ~Revalue FashionProject ~」が開催されました。「リーバイス」のユーズドストックのデニムのほか、イギリスのテキスタイルブランド「リバティ・ファブリックス」、 デンマークのテキスタイルメーカー「クヴァドラ」、国内有数の織物産地である尾州産地素材、 そしてフィンランドのデザインハウス「マリメッコ」と、多彩な5つの生地をアップサイクルさせたアパレルから雑貨までが展示されるなど、ファッション好きなら気になるコンテンツが披露されました。

今年はどんなサステナブルコンテンツが披露されるのか楽しみですね。

2月9日の服の日には、普段、何気なく楽しんでいるファッションや衣類のことをより突き詰めて考えることで、よりファッションの素晴らしさを実感できるのではないでしょうか。そうすれば、さらにサスティナビリティを追求したくなってくるという好循環が起こりそうです。

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