毎日の生活の中で、欠かせないのが家電。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器などは私たちの生活を十分に支えてくれています。そんな当たり前の機能を提供してくれながら、さらに暮らしの質を上げてくれるデザインの家電なら、永きに渡って良き相棒になってくれそう。今回は、3つのキッチン周りのデザイン家電をデザイン性にフォーカスしてご紹介します。

【炊飯器】バルミューダが日本の伝統と現代的要素を巧みに盛り込にリニューアル

まるで「かまど」のようなルックスで、日本の古き良き時代のデザインを踏襲しつつ、現代的な装いもあるBALMUDAの「The Gohan」。

実はこの2022年発売の形は、2017年初代からのリニューアル版なのです。

2023年にグッドデザイン賞を受賞したことからも、そのデザインや機能性の品質が高まっていることがわかります。小さなかまどから着想を得た、懐かしさと現代感を調和させて生み出したフォルムと、搭載された蒸気炊飯技術の進化、そして直感的に使えるダイヤルとボタンがまとまった操作部。どれをとっても愛着を感じずにはいられません。

ごはんの美味しさも追求。釜の構造を一から見直し、お米本来のうまみを引き出すために最適な温度に制御できる設計に変更したそう。

まるで手作業で作ったかのような表面の張り、そしてコンパクトな3合サイズ、品格のあるブラックと温かみのあるホワイトの2色は、毎日の炊飯を楽しくしてくれそうです。

【ウォーターサーバー】実は！10年前から先進的な機能を備えていた『らしく』ないエレガントデザイン

ウォーターサーバーといえば、便利ではありながら、デザインは二の次。水のボトルが丸見えで、なんだか施設の設備のようなルックスが定番でした。

そんな中、10年前からユーザーニーズや課題に着目しつつ、機能面、外観ともに先進的なデザイン設計を実現しているのが、富士山の銘水による「FRECIOUS dewo（フレシャス デュオ）」。グッドデザイン賞を複数獲得するなど、評価を得続けています。

かがまずに使えるように、操作ボタンや操作ボタンは高い位置に配置。水ボトルは中に収納され、見た目もスタイリッシュ。省エネ性能も備えた製品です。

2024年5月に開催された10周年記念レセプションに登壇した富士山の銘水株式会社取締役の溝内竜士さんは、「奇抜なデザインではなく、機能性と見た目の美しさを両立させることをプロダクトデザイナーの安積伸さんがうまくデザインしてくれました。ウォーターサーバーは日頃から頻繁に使うものなので、快適で使い勝手がよく、環境に溶け込むことも重要な要素だと考えます」と話しました。

これまで多数の展開を続けています。例えば2015年には「ペールブルー」のカラーを発売し、2016年にはボトル下置き型「FREClOUS Slat」を発売。2017年には卓上ミニサイズ「FRECIOUS dewo mini」の、畳の部屋にも合う「カッパーブラウン」カラーが登場しました。

その空間に溶け込むデザインは、良い意味で「ウォーターサーバーらしくない」魅力がありそう。今後の進化・発展も楽しみなところです。

【ホットプレート】プリンセスにはプリンセスのホットプレートがある

オランダ発の家電ブランドPRINCESSの“美しすぎる”ホットプレート「Table Grill Pure（テーブルグリルピュア）」は、ホットプレートにここまでデザイン性は必要なの？　と思わせるくらい、いつまでも眺めていたくなる製品です。

天然竹と優美な曲線を描く真っ白なプレートの組み合わせは、従来のホットプレートのイメージをいい意味でくつがえしてくれます。

セラミックコーティングの遠赤外線効果と熱源直付けによる熱伝導、蓄熱性の高さなど、機能性もしっかり。野菜、肉、海鮮など、素材本来の美味しさを引き出します。

JIDAデザインミュージアムセレクションのゴールドセレクション賞など、国内外の数々のデザイン賞を受賞。そのデザイン性と機能性の両立から高い評価を得ているようです。

時に、戸棚から出してくるのが億劫にもなりがちなホットプレートですが、この製品ならことあるごとに出してきて使いたくなるのはデザインの魔法かも！？

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美しいフォルムやカラー、環境に溶け込む優美な装い。おうちに迎え入れれば、たちまち暮らしの質が上がりそう。気になるアイテムは、ぜひ押さえておいて！