東京の水道水は美味しい?PFAS規制強化時代のより安全な水の選び方
毎日、水道水をそのまま飲んだり、料理に使ったりしている人は多いのではないでしょうか。けれど、水道水をはじめとした飲料水には、近年「PFAS(ピーファス)」という物質が含まれていることが問題になっています。
今後、さらに安全な水を飲めるようになる見込みはありますが、健康のために、より安全な水を手に入れることも考えてみませんか? そこで今回は、東京の水道水の実情や、PFASの概要、安全な水の選び方をご紹介します。
東京の水は美味しい?PFASは大丈夫?

旅先や帰省時に飲んだ水が、自宅で飲む水より美味しく感じた経験はありませんか?
日本で飲める水道水は、地域によって微妙に味が異なります。
パナソニックが2024年1月に、全国の20歳~59歳の男女、計4,700人に対して行ったアンケート調査の結果を見てみると、自分の住んでいる地域の水道水を美味しいと感じる1位は鳥取県、2位 富山県、3位 新潟県・山梨県となっていました。
豊かな山や水源に恵まれた地域が上位にランクインしていましたが、東京都は36位。地方には及ばないようですね。
では、安全性はどうでしょうか? 東京都水道局の公式サイトでは「PFAS」に関して次のように公表しています。
水道局では、有機フッ素化合物のPFOS及びPFOA、 PFHxSについて、年4回、原水、浄水及び給水栓(蛇口)水における検査を実施しています。配水区域ごとに、水質を監視する計器を都内131ヶ所に設置し、計器が設置されている蛇口から採水した水道水の水質検査を行い、水道水におけるPFOS及びPFOAについては、暫定目標値の50ng/Lを大幅に下回っています。
給水栓(蛇口)において暫定目標値を超過又は超過するおそれのある場合には、PFOS及びPFOAの濃度が高い井戸を停止する等の対応を行っています。
PFASは1万種類以上存在し、代表的なものが「PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)」や「PFOA(ペルフルオロオクタン酸)」です。東京水道局では、これらの対策が行われていることから、安心できるようですね。
PFASのリスクと法改正

現在、日本ではPFOS・PFOAの製造・輸入は禁止されていますが、撥水・撥油・耐熱性に優れることから、かつてPFOAはフライパンのコーティング、PFOSは防水スプレーに使用されていました。
近年の研究で、これらは人の体内に蓄積しやすく、発がん性や免疫機能低下などのリスクが指摘されており、問題になっています。
前述の通り、自治体ごとに対策が行われていますが、2026年4月には改正水道法が施行され、水道事業者等に対して、PFOS及びPFOAに関する水質検査の実施及び基準を遵守する義務が新たに課されます。
これを受けて、今後、水道水の安全管理は一段と強化されるでしょう。
安全な水の選び方

PFASの規制が強化される中、より水道水の安全性に注目が高まりそうです。そんな中、次のような方法でより安全な水を選ぶのもおすすめです。
1.浄水器を設置する
市販の浄水器のうち、PFAS対策ができるものを選び、自宅の蛇口に取り付けるなどする方法です。
例えばTORAYの浄水器ブランド「トレビーノ」やパナソニックの浄水器は、PFOSやPFOAの除去について、試験によりPFOS・PFOAを除去できることを確認しています。
信頼のおけるブランドのものを選びましょう。
2.宅配水を利用する
宅配水とは、定期的に届けられる水のこと。PFAS対策を行っているサービスがあるので、利用すればより安全な水を手に入れられます。
例えば、宅配水の「クリクラ」は、安全な水道水を原水としつつ、ROフィルターで不純物の99%を除去しています。さらに第三者機関によるPFAS検査のほか、RO膜が正常に機能しているかをモニタリングし、さらに人間の味覚でチェックし、水質管理を行っています。
ウォーターサーバーについては、年に1回の交換、本体を丸ごと超殺菌し、新品同様にして取替え対応をしているそうなので、安全・安心の水を常飲できそうです。
日本の水道水は美味しく安全であることが知られています。今後も安心・安全に水を飲み続けるためにも、正しい知識と選択によって、意識を高めておくのも良さそうです。
Photo by Giorgio Trovato
Photo by Manki Kim


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