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韓国では常識!?薄毛対策の美容トレンド「頭皮アートメイク」について、専門家に聞いてみた

美容大国・韓国ではすでに常識となっている「頭皮アートメイク」が、日本にもトレンドの波が押し寄せています。薄毛治療に替わる医療技術であり、日本にはまだ施術者は20名程度しかいません。

その一人者ともいえるのが、今回ご紹介する頭皮アートメイク専門看護師の月乃なつさん。2025年9月には、スペインのバルセロナで開催された「Meeting Of Minds 2025」という各国を代表する頭皮アートメイクの施術者が集まり、最新の技術の共有を行ったカンファレンスに日本代表として参加。日本の頭皮アートメイクを牽引する一人といわれています。

2025年11月からは、日本での施術者を増やすために、医師や看護師に向けアカデミーをスタート。

今回は、そんな注目を集める月乃さんに、頭皮アートメイクについて伺います。

お話を伺ったのは…月乃 なつ(つきの なつ)さん


月乃なつさん
月乃なつさん

頭皮アートメイク専門の看護師/毛髪診断士®
看護師資格取得後、看護師として勤務。自身や家族の薄毛の悩みから頭皮アートメイクと出会い、解決策を求めて単身韓国に渡り技術を習得。帰国後も計11回にわたり欧州含め短期留学を重ね、多彩な技法を習得。患者一人ひとりの頭皮状態に合わせた最適なアプローチと自然で精緻な仕上がりを実現できる技術者として評価され、多くの支持を得ている。最新技術と医学的根拠に基づく安全性を追求し、東京を拠点に年間 843件(2024年8月から2025年7 月実績)の施術を担当。自然な頭皮アートメイクの第一人者として活動している。また、国際大会の頭皮アートメイク部門において日本代表として審査員を務めるなど、グローバルな舞台でもその技術と知見が認められている。 国内外の患者や専門家から信頼を集めるとともに、施術者の育成や学術的発信を通じて、頭皮アートメイクの社会的認知と医療的価値の向上に尽力している。
公式Instagram:https://www.instagram.com/artmake.smp_natsu/
公式YouTube:https://www.youtube.com/@OneHairArtmake
Webサイト:https://onehair.jp/

頭皮アートメイクの美容ヘアケアとしての魅力

頭皮アートメイク

頭皮アートメイクは、薄毛や脱毛の気になる部位の頭皮の表層に対して、毛根に見立てた点を専用の色素と針で描く施術です。女性の髪は、男性よりも投薬での改善が難しいといわれていますが、1~2時間ほどの施術を平均2~3回受けることで、ダウンタイムもほぼなく改善することを目指します。

頭皮アートメイクは、今ある髪を最大限きれいに見せる“ナチュラル美容”として、韓国ではすでに一般的です。薄毛対策というとネガティブな印象を持つ方が多いですが、頭皮アートメイクは美容の延長線上にあり、前向きに取り入れられることから、今後日本でも大きなトレンドになると感じています。

魅力は、自然さを保ちながら毎日が圧倒的に楽になること。1~2時間の施術を数回行うだけで、分け目や頭頂部の透け感を長期的にカバーでき、ヘアパウダーやウィッグのように毎日“隠す手間”がなくなります。取れてしまう不安もなく、温泉や海、スポーツなども頭皮を気にせず楽しめるのも大きなメリットです。

頭皮アートメイクを選んだ理由

月乃なつさん

私が頭皮アートメイクの道を選んだのは、親戚が薄毛に悩む姿を身近で見てきたことや、自分自身が透け感を感じた経験から、薄毛が日常や心に及ぼす負担の大きさを深く理解していたため、「身近な人を救いたい」という思いがあったことが背景にありました。

そして韓国に渡って頭皮アートメイクを学び、実際に喜んでもらえた経験が、この仕事を選ぶ大きなきっかけとなりました。多くの患者さまに向き合う中で、薄毛の悩みは外見だけでなく自己肯定感にも影響し、治療だけでは救えない苦しさがあることを痛感しています。

短時間で確かな変化と心の軽さをもたすことができる施術を通じ、悩みが和らいだ患者さまからいただく感謝の言葉が私の原動力となり、「薄毛に悩む方の力になれる」お仕事だと実感し、現在に至っています。

頭皮アートメイクを本場の韓国で学んだ理由

韓国は世界の中でも頭皮アートメイクが最も発展している国で、技術の精度やデザインの繊細さ・自然さのクオリティは群を抜いていると思います。

日本でも、安心して受けられる世界水準の施術を届けたいという思いから、本場でトップアーティストのもとで韓国には10回以上、さらに欧州でも学び、徹底的に習得しました。学んだ技術をそのまま輸入するのではなく、日本人の肌質や毛量に合わせて独自に改良し、より自然で安全に仕上がる施術として提供できるよう、今も研鑽を続けています。

施術後に笑顔に変わる患者さまを見るたびにやりがいを感じる

頭皮アートメイク

日々の業務の中で最もやりがいを感じるのは、施術後に患者さまの表情が明るく変わる瞬間に立ち会えることです。施術が終わった後の鏡を見た瞬間、安堵や喜びに満ちた笑顔や涙を流して喜んでくださる姿を見るたびに、この仕事に携わって良かったと実感します。

「外出が前向きになった」「友人と温泉旅行に行けた」「ヘアパウダーを手放せた」といった声をいただくことも、大きな励みとなっています。

また、カウンセリングで医学的な視点から不安を丁寧に解消し、施術後も長期的にフォローしながら患者さまと伴走できることにも深い充実を感じています。薄毛の悩みに寄り添い、生活の質の向上に貢献できる点が、この仕事を続けたいと思わせてくれる最も大きな原動力です。

どこに住んでいても安心して施術を受けられる環境を作りたい

日本ではまだ施術者が少なく、施術を受けられる場所にも限りがあります。そのため北海道や沖縄など遠方からお越しいただく患者さまも多く、負担の大きさを感じています。

どこに住んでいても安心して施術を受けられる環境をつくるには、日本全体の技術水準を底上げする必要があります。私自身、国内外で多くの症例と学びを重ねてきたからこそ、その知見を還元したいという思いがあります。

医師や看護師へ開講したアカデミーの目的は、「薄毛に悩む人を可能な限り減らしたい」という私の使命を、一人ではなく仲間とともに実現していくことです。技術だけでなく、安全性や医療者としての倫理観から、患者さまへの思いやりまで学べる環境を広げ、安心して任せられる施術者を日本に増やしたていきたいです。

今後のキャリア展望

頭皮アートメイク

最近は日本代表として国際カンファレンスに参加させていただく機会に恵まれ、多くのメディアやラジオにも取り上げていただきました。身に余る経験ばかりですが、頭皮アートメイクの可能性を知っていただくきっかけを与えてくださった皆さまのおかげだと感じています。

今後は、海外の舞台でも日本の頭皮アートメイク看護師として発信を続け、国際的に得た知見を国内へ還元していきたいです。同時に、日本のメディアにもより多く出演し、まだまだ知られていない「頭皮アートメイク」という施術を広く届けていくことにも力を入れたいと考えています。

「薄毛に悩む方が一人でも減る未来」を実現できるよう、いただいた環境に感謝しながら挑戦を続けていきたいです。

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