6月の不調は“脳の渋滞”にあり?「集中できない自分」を責める前に知っておきたいリセットテクニック
6月は梅雨シーズンで気圧の変化などから気分が憂鬱になりがち。近年は6月でも気温の高い日が出てきた影響から寒暖差もあり、体調のバランスを崩しやすくなっています。
そんな今の不安定な時期には、仕事の集中力が落ちやすく、つい集中できない自分を責めてしまうことも。今こそ自分自身としっかり向き合って、丁寧にケアする時間を持ちましょう。今回は、治療家であり柔道整復師、整体師でもある松本光平さんが、対策をアドバイスしてくれました。
頭が回らないのは能力ではなく“処理の詰まり”

5月のゴールデンウィーク明けから6月の梅雨シーズンにかけての時期は、多くの人がパフォーマンスを落としがちです。主な原因には、どんなことにあるのでしょうか。松本さんは次のように話します。
【プロフィール】

松本 光平(まつもと・こうへい)さん
治療家、柔道整復師、整体師、カイロプラクター、オステオパスD.O.
1980年島根県生まれ。元吉本興業NSC25期生(同期:ジャルジャル、銀シャリ)。椎間板ヘルニアを機に治療家へ転身し、整体院ボディーケア松本を開院。脳脊髄液に着目した独自療法を確立し、多くの著名人やアスリートを支援する。
松本さん:この時期のパフォーマンス低下の最大の原因は、「低気圧による細胞レベルの酸欠」と「エネルギー(ATP)産生の低下」にあります。
梅雨時期に向けて気圧が下がると、物理学の「ボイル=シャルルの法則」により、体内にかかる圧力が減り、血管や細胞が膨張します。これにより血流が滞り、脳へ送られる酸素量が減少する、いわば「軽い高山病」のような状態になります。
さらに、酸素不足は細胞内のミトコンドリアにおける「ATP(アデノシン三リン酸)」という生命エネルギー化合物の生成を著しく低下させます。脳の神経伝達に必要なエネルギーが不足し、情報処理のネットワークが“詰まる”ことで、結果として「頭がぼーっとする」「だるい」といったパフォーマンスの低下を引き起こすのです。
思考スピードを取り戻す習慣~天然塩の「ミネラル水」

仕事に集中したいときに、「頭がぼーっとする」「だるい」などが起きるのは避けたいものですよね。松本さんによれば、思考スピードを取り戻すのに、ある習慣がおすすめなのだそう。
天然塩を入れた「ミネラル水」を飲む
松本さん:思考スピードを取り戻す最強の習慣として、「天然塩を入れたミネラル水を飲むこと」をおすすめしています。
人間の神経細胞(ニューロン)は、ナトリウムやカリウムなどの「ミネラルイオン」の移動による微弱な電気信号で情報を伝達しています。真水やお茶だけではこのミネラルが不足し、脳の電気回路がショート(スイッチング)してしまいます。
水2リットルに対し、ミネラル豊富な「天然塩」を2g程度溶かした特製ウォーターを毎日飲む習慣をつけてみてください。これにより脳内の電気信号がスムーズになり、老廃物が排出されやすくなります。
ミネラル水
【材料】
水:2L
天然塩:2g
へそをタッチしながら、鎖骨の下を軽くこする
松本さん:さらに、「へそをタッチしながら、鎖骨の下を軽くこする」習慣をプラスしてください。ここは自律神経やリンパの重要拠点です。
こすることで脳の左右の情報の混乱(スイッチング)が解除され、呼吸が深くなり、取り込んだ水と酸素が瞬時に脳へ行き渡ります。
すぐ効く!仕事中にできるリセットテクニック

仕事中、集中力が落ちたなと感じたら、リセットする方法があるのだそう。ぜひ取り入れてみましょう。
松本さん:仕事中に脳のフリーズを感じたら、インドの伝統的な呼吸法である「片鼻呼吸」をおすすめします。
片鼻呼吸のやり方
松本さん:右手の親指で右の鼻の穴をふさぎ、左の鼻から息を吸います。次に右手の薬指で左の鼻をふさぎ、右の鼻から息を吐き、そのまま右から吸って、左から吐きます。これを数分間、左右交互に繰り返します。
自律神経学において、右鼻の呼吸は交感神経(活動)、左鼻の呼吸は副交感神経(リラックス)を活性化させるといわれています。この呼吸法により、左右の脳の血流バランスが均等に整い、視界がパッと明るくなるほど脳がスッキリします。
肩回しや腕のばしで血流を促進
松本さん:片鼻呼吸の後、軽く肩を回したり腕を伸ばしたりして物理的な血流を促せば、完璧な脳のリセットが完了し、高い集中力で仕事に復帰できます。
人間の身体の仕組みを巧みに使った画期的なテクニックでした。頭がぼーっとしてきたなと感じたら、生産性を下げないためにも、ぜひ取り入れましょう! 今回ご紹介した「ミネラル水」については、松本さんの著書『「水と塩」でできる 究極の免疫セルフケア』で詳しく解説されています。興味のある人は、ぜひ一読してみましょう。



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