これからは旅もサステナブルに♡ 地球貢献しながら楽しめるツアー3選
サステナブルなアクションをとることがカッコいい今の時代、趣味の旅であっても、自分のアクションで地球環境や人権保護などに貢献できたら、嬉しいですよね。
今回は、そんな地球にも自分にもやさしいアクティブなあなたに向けて、サステナブルなツアーを3種ご紹介します。
GREEN JOURNEY
「サステナブルな旅」と聞くと、今風には聞こえるけれど、具体的にはどんな旅? と思って今いません? 環境に配慮したことしかしちゃダメなの? ゴミを拾ったりするの…?
今年8月、日産自動車と日本旅行が発起人となって発足したサステナブルツーリズムを提供する「GREEN JOURNEY 推進委員会」さんによるツアーに参加すれば、気負わずに「サステナブルな旅」を体験できそうです。
「GREEN JOURNEY 推進委員会」は、観光庁と環境省デコ活応援隊と連携し、全 14 社が手を組んだ共同体で、この団体が企画したサステナブルツアーが「GREEN JOURNEY」。
その第一弾は、熊本阿蘇と伊勢志摩行きの2種で、出発日は2024年9月27日(金)?2025年3月31日(月)までを予定しています。
GREEN JOURNEYの特徴
GREEN JOURNEYは、無理や我慢はせず、環境にやさしく、地域はうれしく、自分たちはとことん楽しむ旅。楽しい旅を続ける中で、気がついたらサステナビリティに貢献できるという点が特徴です。
●「GREEN JOURNEY 」を楽しむためのヒント
1.空気がおいしくなる移動を。
2.その土地のとれたてを、いただきます。
3.地球にもやさしい宿泊を。
4.旅での体験を、地域の貢献に。
5.思い出と気づきを、お土産に。
第一弾の2つのツアーでは、スタート地点である阿蘇市と伊勢志摩市に新たにEVレンタカーを用意し、環境にやさしいだけでなく、静かなので周りの環境音や車内での会話も楽しむことができます。
それぞれのツアーの特徴や楽しみ方を見ていきましょう。
1.「GREEN JOURNEY 熊本阿蘇」
●サステナブルなグルメ
・「あか牛丼」「あか牛のハンバーグ」など、阿蘇のあか牛を使用した料理
ポイントは、あか牛を食べることで草原保全につながること。あか牛は生後8ヶ月~14ヶ月で出荷され、その間に毎日40キロの草を食べて育ちます。あか牛が新芽を食べてくれることで木々が生えず、広大な草原を維持するのです。あか牛100g食べると4.5帖の草原保全につながります。
●アクティビティ
・阿蘇の大自然や地域との共生を手軽に楽しみながら学べる次世代ツアー
ポイントは、阿蘇の草原の景観をしっかり活用、維持すること。体験の費用の一部を保全活動の費用にあてています。カルデラなど雄大な自然をしっかり見るのはもちろん、大自然の中を駆け巡るe-BIKEやパラグライダー、乗馬などの体験も用意しているので、とことんアクティブに楽しむのが勝ち!
2.「GREEN JOURNEY 伊勢志摩」
伊勢志摩エリアでは、牡蠣養殖体験をして、何年か後に育った牡蠣を見に戻ってきたくなるサステナブルアクティビティを体験できます。
●サステナブルなグルメ
・アカモク丼やウツボのからあげなどが入ったワンプレートセットや、アイゴとウツボをフライしたチップスなどの、海藻アカモクと低利用魚を使用した料理
アカモクはこれまで廃棄されていましたが、最近では栄養豊富で大注目されているのだそう。ウツボやアイゴは、黒潮の蛇行の影響で従来獲れていた魚が獲れなくなった代わりに増加している「低利用魚」を代表する魚で、志摩市ではこれらを手軽に美味しく食べてもらおうと、低利用魚グルメに力を入れています。
●アクティビティ
・牡蠣の養殖体験と、きんこ芋製造体験
牡蠣の養殖体験では、牡蠣の赤ちゃんをお手入れから滅菌行程まで一連の流れを体験し、最後には海洋廃棄物を再資源化して作られたネームタグを旅行者一人一人のカゴにつけ、体験した証を残してもらえます。
また一連の流れをホストとなる漁師と一緒に体験や食事をしながら交流を深められます。旅行後、LINEアプリを通じて、ホストから動画や画像で地域の情報満載の成長過程がメッセージとともに10ヶ月間届きます。
・志摩自然学校でのシーカヤック
ポイントは、海と山が入り混じった志摩自然学校で文化を学んだ後、実際に海人さんと海で漁獲した食材を小屋で食事をする体験や、シーカヤックで海にでて楽しむアクティビティ。
盛りだくさんの楽しめるポイントのあるサステナブルなツアー。ぜひ申し込んで、地球にも自分にもやさしいアクションを取りましょう。
「Connecting to Yatsugatake~旅行者と地域をつなぐサテナブルな意識~」
続いては、長野県から山梨県にまたがる八ヶ岳のサステナブルなツアー。観光庁の「サステナブルな旅アワード(2023年)」で準大賞を受賞したTricolage株式会社によるもので、都会の喧騒を離れて自然の恵みを感じながらサステナブルな休暇を過ごしたい人に最適なツアーです。
旅行スタート時に、旅行者は任意で「責任ある旅行者ガイドライン」誓約書へのサインを行うことで、終了時に宿泊費の一部を3つの寄付先候補から選べます。自分が楽しんだその代金が誰かの役に立つ。有意義な旅にできそうです。
宿泊先のブティックホテル「ホテルキーフォレスト北杜」では小淵沢エリア特有の自然美とアートを体現可能。
また伝説のストリートアーティスト、キース・ヘリングの作品を所蔵する世界初のプライベート美術館「中村キース・ヘリング美術館」で感性を研ぎ澄ませ、乗馬体験、循環型農業体験、ナチュールワイナリー見学、ヨガランチなどで新たな学びを得られるアクティビティも追加可能です。
不定期で開催しているそうなので、ぜひ申し込んでみましょう。
金沢の地域資源を楽しめるインバウンド向けのツアー
石川県金沢市で地域資源を活かしたサステナブルな着地型体験を提供する、株式会社こはくによるツアーです。
主にインバウンドを想定したツアーになっており、近江町市場ツアーや手毬寿司作り、せり見学といった食に関わる体験、お座敷遊びや三味線、加賀蒔絵、加賀友禅といった伝統に触れる体験などを通じて、後世に長くつなげていくきっかけがつくられます。
外国人のお友達を誘って出かけ、日本文化を共に学ぶのも楽しそうですよ。
手毬寿司づくり体験
金沢に伝わる手毬寿司を手作りする体験ができるツアー。お刺身や野菜、薬味など15種類以上もの旬の食材をお好みで組み合わせて味わいや食感をとことん堪能。
開催される場所は、金沢の伝統的な町屋で、風情抜群。タイムスリップしたかのような新鮮な体験ができそうです。
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3種のサステナブルなツアーをご紹介しました。大事なのは、いかにあなたが心から楽しめるかどうか! ぜひ旅の意識を変えながら、楽しめる旅の形を見つけてみてくださいね。
「GREEN JOURNEY」特設サイト
ホテルキーフォレスト北杜「サステナブルツアー」
IN KANAZAWA HOUSE
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