超・カオスでBeautifulなインポートインテリアショップが原宿に爆誕♡

テレビ・雑誌などで活躍するインテリアスタイリストや美術担当者御用達の、インポート、ヴィンテージ家具・雑貨等のリースSHOPを運営するVitaminCMが手掛ける、新コンセプトのインテリアショップ【TOKYO APARTMENT STORE】がOPNE! イタリア、フランス、NYをはじめ世界中から”カオスな美しさ”をテーマに集められた個性的で刺激的な家具やインテリアグッズがところ狭しとディスプレイされている店内は、まさに楽しすぎるカオス!

ここにあるのはカオな美しさ。「自分はこれが好き」を極めるインテリア

「なにこれ?」って言われたい

ショップの場所は原宿のはずれ、明治通り沿い。店の名は、 TOKYO APARTMENT STORE(トウキョウ・アパートメント・ストア)。

誰かの部屋に紛れ込んでしまったようなその空間には、座り心地ばつぐんのゼブラ柄のソファがあれば、シンプルモダンで構築的なヤコブセンの超レアなテーブルセットもあれば、海の神をモチーフにしたジノリの食器も並びます。

極彩色のオウムの剥製、ヤモリやヘビや虫のオブジェもあれば、床からキノコも生えてる。NEW YORK の上質素材のドレス、Paris 発のハンドメイドアクセサリーも混在。作られた時代も、テイストも、色彩もごちゃ混ぜのカオスな部屋。

TOKYO APARTMENT STORE
クリエイティブディレクター 鵜飼健仁さん

株式会社ビタミンシーエム CEO クリエイティブディレクター東京生まれ。 18 歳より漫画家を目指し、NewYorkに2年間在住。現地紙でカトゥーニスト(一コマ漫画家)として活動し、帰国後は広告アートディレクター&TVCM プランナーとして活躍。「伊藤園おーいお茶」「森永おっとっと」等多数。「ベビースターラーメン」でACC TOKYO CREATIVITY AWAREDS受賞。クリエイティブ作品を手掛けると同時に、ヴィンテージ家具や雑貨を国内外からセレクトしたリースショップや撮影スタジオなどを運営する。

「可愛い、すてき、って言われたくない。なにこれ?って言われたい。100 人の内98 人にはそっぽをむかれるかもしれない。でも2人には最高!と言ってもらえる。そんな店を作りたかったんです」(クリエイティブディレクターの鵜飼健仁さん)

“物語”を知るともっと好きになる

「世の中にあるほとんどのものは、消費されて消えていくでしょう?
車も家電もみんな使い捨て。でもヴィンテージ家具だけは、100年前に作られたものが、いまだに実用品として使い継がれている。
これはすごいことだぞ、とヨーロッパに買い付けに行くようになって痛感しました。さらにわかったのは、デザインもよくて、パワフルでかっこいいものには、そうあらしめる理由があるということ。作られた背景をイメージしたり、そこに介在する“物語”を知ると、『そうだったんだ!』って、ものがますます光り出す。自分の中でね。それでいいと思うんです。

インテリアは自分中心でいい。自分が好きならそれでいいんです。センスがいい、と人に思われなくても、知的に見られなくても、美しい、かっこいい!と自分が感じるものに囲まれて暮らすのが最高でしょう?だから既存のインテリアショップの『これが 今いいんですよ』という押し付けがましさにウンザリしていた。
もっと自由でいいじゃない?そう言いたくて自分で店を作ったんです」(鵜飼さん)

ヴィンテージ スパニッシュチェア

「たとえばこの椅子、ボーエ・モーエンセンのスパニッシュチェアです。モーエンセンは1912 年生まれのデンマークのデザイナーで、彼の親友に同い年生まれのハンス・J・ウェグナーという有名デザイナーがいます。ふたりは同じ工芸学校に通い、一緒にアパートをシェアしようぜ、っていうぐらい仲がよかった。

ところが学校を出た瞬間に、このふたりの若者の人生が大きく変わってしまう。
ウェグナーはなんと、建築界の長嶋茂雄こと、スーパースターのアルネ・ヤコブセンの事務所に入れた。一方のモーエンセン君は就職先が見つからなかったのか、もうひとつ上の学校へ進学した。かたやエリートコースをまっしぐら。かたやまだ学生。

ここで大きな差がついた。さらにウェグナーは立て続けに家具のヒット作 を出していく。モーエンセンは卒業後は教鞭をとったりしていたけれど、家具デザイナーとしてはとにかくパッとしない。
そんなモーエンセンが 1959 年に発表したのが、このスパニッシュチェアなんです。

この椅子ひとつで、不遇な時代を過ごしていた彼が、ウェグナーと肩を並べるぐらいの有名デザイナーになってしまった。野球で言うと、無名の選手が9回の裏ツーアウト満塁で出てきて、敵のエースから逆転満塁ホームランを打っちゃった、みたいな会心のあたりがスパニッシュチェアだった。

革と木を組み合わせたデザインで、当時はこんな発想はどこにもなかったんです。背部と座面に張った厚手の1枚革が使うほどに柔らかくなって体に馴染んでいく。幅広の肘掛けは、ウイスキーのグラスを置いたりするのにジャストサイズ。

モーエンセンはスペインの伝統的な様式からインスパイアされて、このスパニッシュチェアを自分で使うために作ったそうです。“王様の椅子”だと私は感じるんですね。ゆっくりお酒を飲みながら本を読んだり、思索する時間のための椅子。自分が家でひとりでくつろぐのに、こんなにモダンで美しくてリラックスできる椅子はないんじゃないか、って」 

自由で大らかなインテリアと暮らそう

こんなふうに椅子ひとつとっても、TOKYO APARTMENT STOREにあるものは、深く面白く魅力的な“物語”を秘めています。雑貨もしかり。 

左:リチャード・ジノリ「ネプチューンの旅」コースター4枚セット 
右:リチャード・ジノリ「ネプチューンの旅」マグカップ

個店としての取り扱いは初めてになる、リチャード・ジノリのイルヴィアッジョディネットゥーノ(ネプチューンの旅)は、注目の若手デザイナー、ルーク・エドワード・ハルによる陶器シリーズ。ルークは、かつてジノリのディレクターをしていたアレッサンドロ・ミケーレ(現グッチ・クリエイティブディレクター)や画家のマチスをリスペクトしつつ、「好きなんだからいいじゃない」とばかりに彼らの影響をもろに作品に反映させる、大らかでポジティブな次世代アーティストだそう。

ちなみにヨーロピアントラディショナルとストリートを融合させ、グッチのイメージを一新してしまったアレッサンドロ・ミケーレには、「頭の中にある美しいものに対する考え方が自分と一緒」と鵜飼さんもシンパシーを抱いているとか。

美しいものかっこいいもの、素晴らしいものには、国や時代やテイストを超えた圧倒的な力があります。

欲しいけれど、この世にないものは自分で作ればいい、そんな心意気から、ロココ調の屏風(パ ーテーション)や、アメリカから取り寄せたゼブラ柄のファブリックで覆ったヴィンテージのソファなど、パンチの効いたオリジナルプロダクトもありますよ♡

日本でもツインピークス等で知られる映画界の鬼才、デヴィッド・リンチ監督が2000年からパリの石版画工房「idem」にて制作を続けている、リトグラフも販売するそう。これはビッグニュース! 映画と同様、ダークで幻想的な世界を堪能できる版画作品が堪能できるなんて、レア!


あなただけの宝物を見つけに、ぜひ、TOKYO APARTMENT STORE へ遊びにいってみて!

TOKYO APARTMENT STORE
渋谷区千駄ヶ谷 3-51-10 TEL:03-6447-1609
副都心線「北参道」より徒歩 6 分/JR 山手線 原宿駅「竹下口」より徒歩 8 分

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