グローバルトレンドの緑茶!美味しく淹れるコツは水にあり。和カフェオーナーが教えます
近年、欧米では健康志向の高まりを背景に日本食ブームがまきおこっており、その影響から日本の緑茶にも熱い視線が注がれています。輸出量はこの10年間で約3倍に増加しており、令和7年の緑茶の輸出額は721億円と過去最高額に。令和8年1~5月の輸出額は402億円と前年同時期を上回るペースで、さらに加速しています(*)。
国内では需要が低迷していますが、改めてグローバルトレンドに水準を合わせて、より緑茶を美味しく淹れる方法を習得しておくのも良いのでは。
今回は、東京・千駄木にある古民家をリノベーションした和カフェ「雨音茶寮(あまねさりょう)のオーナー 那須野浩美さんに、冷たい緑茶などを美味しく淹れるコツを教えていただきました。
また、同店ではこの夏、富士山の天然水を活かした和菓子と冷茶を楽しめる「フレシャス×雨音茶寮」のコラボメニューが期間限定で販売されます。試食した感想もお届けしますので、チェックしてみてくださいね。
*出典:農林水産省「茶をめぐる情勢 16. お茶の輸出実績」(令和8年7月)
緑茶の美味しい淹れ方

普段、自宅で緑茶を淹れていますか? 夏は特に美味しく冷たい緑茶を楽しみたいものですよね。那須野さんに、美味しい淹れ方のコツや茶葉、水、急須の選び方を教えていただきました。
1.冷たい緑茶の淹れ方

「作り置きなら、1Lの水に茶葉10~15gを入れ、冷蔵庫で3時間から6時間ほど水出しするのがおすすめです。
すぐ飲みたい場合は、苦みを楽しむならお湯で抽出して氷で急冷、甘みや旨みを味わいたいなら冷水や氷出しがおすすめ。氷だけで2~3時間かけて抽出すると、より甘みが強くなって美味しくなりますよ。また、短時間で淹れたい場合は氷水出しで茶葉を通常の約2倍にし、コーヒーでいうところのエスプレッソのように水を少なめにすると、約5分で美味しく抽出できます」
2.温かい緑茶の淹れ方
「まず急須を温めます。深蒸し茶はやや高めの温度がよく、それ以外の高級煎茶は70~80℃がおすすめです。お湯の温度を下げたい場合は、一度湯呑みに移すと約10℃下がります。茶葉は1人分約3g、蒸らし時間は約1分が目安。渋みを楽しみたければ高温、甘みや旨みを楽しみたければ低めの温度で引き出せますが、茶葉によって若干変わってきます。急須のお茶を一滴残らず注ぎ切ることで、最後まで美味しくいただけます」
茶葉の選び方
「旨みを楽しみたい方には、静岡・本山茶の『つゆひかり』がおすすめです。茶葉ごとに個性が異なるので、それぞれの特徴を味わってみてください」
水の選び方
「水は『軟水』が適しており、フレシャスの天然水のようなやわらかい水は、お茶の甘みを引き立てます。実際に淹れてみると、お茶の味わいがまろやかになり、甘みや旨みがより引き立つように感じます。水自体にも甘みがあるように感じるので、お茶との相性もいいと思います」

フレシャスとは、富士山GXホールディングスのウォーターサーバーによる宅配水サービス「FRECIOUS(フレシャス)」の天然水のこと。工場は富士山の標高約1,000m地点に位置しており、深さ273mの井戸から採水しています。硬度24度の軟水で、まろやかな口当たりが特徴です。
急須の選び方
「急須は、蓋に空気穴がある焼き物がおすすめです。穴は注ぎ口側にくるのが理想で、空気が循環しやすくなり、味や色、香りにも違いが出ます。サイズは1人分なら小ぶりのものが使いやすく、お茶は最後の一滴まで注ぎ切ることが大切。大きすぎる急須は淹れすぎてお湯が残りやすく、お茶本来の味わいが損なわれてしまいます」
ポイント
「温かいお茶も冷茶も3煎目まで楽しめるので、ぜひ淹れてみてください。温かいお茶は1煎目で旨みを味わえます。2煎目は茶葉が開いているので待つ必要もなく、すっきりとした味わいを楽しめます。3煎目も同様にすっきりとした味わいですが、物足りない方は玄米を加えて玄米茶にする味変もおすすめです」
緑茶を淹れる際に失敗しがちなこと
緑茶を淹れたとき、場合によっては、味や香りが理想的でないことも。そこで那須野さんに、失敗しがちなことと回避策を教えていただきました。
冷たい緑茶
「水を入れすぎず、お好みに応じて湯出し急冷・水出し・氷出しを使い分けるのがおすすめです。早く抽出したければ、茶葉の量は多めにすると良いです。保存は冷蔵庫で行い、できれば当日中、前日に作った場合は翌日中を目安に飲み切ると、美味しさを保てます」
温かい緑茶
「お湯を入れすぎないこと、急須のお茶を最後まで注ぎ切ることが大切です。急須はあらかじめ温め、蓋の空気穴を注ぎ口側に合わせると、香りや味わいがより引き立ちます」
こだわりの和菓子と冷茶の特別コラボメニュー
雨音茶寮では、2026年7月23日(木)から期間限定でフレシャスとコラボして作ったこだわりの和菓子と冷茶の新メニューを2種類、提供しています。この機会に、ぜひ味わいに訪れてみてください。
今回のコラボメニューは、「水を引き立てる和菓子」をテーマに、雨音茶寮のスタッフ3人で試行錯誤を重ねて考案したそう。
当初はフルーツや紫蘇(しそ)なども試したそうですが、水やお茶の味を生かすため、最終的にはシンプルなわらび餅と生姜冷やし飴、青梅ゼリー×生姜入り白あんの二層仕立てを選択しました。
「メニューは、自分が食べたい、ワクワクすると思えるものを基準に考えています」と那須野さん。実家が静岡の和菓子店だった経験も、お茶と和菓子への思いにつながっているそうです。
また冷茶は静岡市の水見色地域で有機栽培されている本山茶で旨みが強い「つゆひかり」を使用しています。
メニューは下記の2種で、いずれも冷茶(氷出し)と日替わりのおばんざい1品+自家製焼き菓子付きのセットとなっています。
フレシャス×雨音茶寮コラボセット2種
1.「生姜香る冷やし飴がけ もっちり天然水わらび餅&つゆひかり冷茶セット」
販売期間:2026年7月23日(木)~9月28日(月)
価格: 1,950円(税込)

2.「甘酸っぱい青梅ゼリーと生姜白あん水ようかんの二層仕立て&つゆひかり冷茶セット」
販売期間:2026年7月23日(木)~8月31日(月)
価格:1,950円(税込)

コラボメニューを試食!
コラボメニューの発表会に参加した際に、2種のメニューを試食させてもらいました。感想をご紹介します。
1.生姜香る冷やし飴がけ もっちり天然水わらび餅&つゆひかり冷茶セット

わらび餅は、プルプルとした弾力のある食感で食べ応えがありました。冷やし飴は、生姜の辛味がしっかり効いたスパイシーさがありながらも、天然水ならではのまろやかさも感じられました。そのままでもガブガブ飲みたくなる爽やかさが魅力です。
2.甘酸っぱい青梅ゼリーと生姜白あん水ようかんの二層仕立て&つゆひかり冷茶セット

青梅ゼリーは、酸味がギュッと詰まった爽やかな甘さとつるんとしたみずみずしい口当たり。生姜白あんは生姜のスパイシーな香りとまろやかな甘み、しっとりとした食感が絶妙にマッチ。同時に食べると、それぞれの個性がより引き立ちます。

添えられた自家製のごまたっぷりのチュイール(薄いクッキー)や生姜糖は、和洋折衷の味わいで、冷茶との相性も抜群でした。
冷茶は1煎目も2煎目も旨みをしっかり感じ、後味はすっきりとして、暑い夏にはぴったりでした。
また今回のおばんざいは「ごぼうの卯の花」で、やさしい甘塩っぱさが甘みの合間のよいアクセントになりました。
一品一品の完成度の高さはもちろん、天然水使用の冷茶とのマリアージュ、涼しげな見た目、居心地のいいレトロモダンな空間がどれも秀逸。今、ここでしか味わえない贅沢なひとときを存分に楽しめました。
美味しい冷茶と菓子、おばんざいを楽しみに、夏のお出かけ中や仕事帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
【店舗概要】
雨音茶寮
住所 :東京都文京区千駄木2-44-19
電話番号:03-6876-8402
営業時間:11:00~18:00(ラストオーダー17:00)
定休日 :火曜日・水曜日
※土曜日・日曜日・祝日のご予約は不可
公式HP:https://www.amanesaryo.com/
Instagram:https://www.instagram.com/amanesaryo/
千駄木と根津の間の路地にひっそりと佇む、元長屋の小さな古民家を改装した隠れ家的な和カフェ。レトロモダンな店内は、1階と2階では雰囲気が異なり、1階はパリの和カフェをイメージ。2階は、屋根裏部屋のようなユニークで落ち着く空間が広がります。雨音も心地よい店内はおしゃべりは小声で。静かで豊かな時間をお過ごしください。


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