ハングルを“食べる”という発想。日本進出を目指す韓国発「Kalphabets」

韓国土産に悩んでいる方、韓国語を学びたいけれど「ハングルがなかなか覚えられない」と感じている方に、ぜひ知ってほしいブランドがあります。

先日、商談会で出会った「Kalphabets(カルファベッツ)」です。

Kalphabetsは、“Hangul(ハングル)”と“Alphabet”を掛け合わせた名前の通り、韓国語の文字をモチーフにしたクッキーブランド。クッキーそのものがハングルの形になっており、食べながら韓国語に親しめるというユニークなアイデアから生まれました。

最初は「かわいい韓国のお菓子ブランドだな」という印象でしたが、ブランドの背景を調べてみると、さらに興味深いストーリーがありました。

実はKalphabetsは、アメリカ出身のタレント・Tyler Rasch氏と、インド出身の起業家Nidhi Agrawal氏によって韓国で立ち上げられたブランドです。

“韓国のお菓子”でありながら、多国籍な感性でつくられている。その時点で、一般的なKスナックとは少し違う空気感があります。

「ハングル型クッキー」というユニークな発想

Kalphabets最大の特徴は、クッキーそのものが“ハングルの形”をしていること。

パッケージの中には、韓国語の子音や母音をかたどったクッキーが入っており、文字を並べて単語を作ったり、自分の名前を作ったりしながら楽しめる仕様になっています。

「韓国語を食べる」という発想自体がかなりユニークですが、単なるアイデア商品ではありません。“遊びながら韓国カルチャーに触れる”という体験まで含めて設計されている点が印象的でした。

楽しい韓国語のお菓子として、食品でありながら、カルチャープロダクトとしての魅力も持っています。

韓国カルチャーをグローバルな視点で再編集

創業者のNidhi Agrawal氏は、インドから韓国に渡り、韓国でMBAを取得し起業。Tyler Rasch氏とともにKalphabetsを立ち上げました。

ブランド誕生のきっかけは、「アルファベット型のクッキーはあるのに、なぜハングル版はないのか?」という素朴な疑問だったそうです。

実際にブランドを見ていても、“韓国らしさ”をそのまま押し出すというより、韓国カルチャーをグローバルな感性で再編集している印象があります。

最近では、ブランドキャラクターやビジュアルも新しくアップデートされているようで、以前よりさらにポップで親しみやすい世界観に進化していました。

韓国ローカルブランドというより、“アジア発のグローバルZ世代ブランド”に近い空気感があります。

「かわいい」だけでは終わらない、カルチャーブランドとしての存在感

Kalphabetsの面白さは、韓国語そのものを“体験”として届けているところにもあります。

文字を並べて遊ぶ、写真を撮る、誰かにメッセージを作る。そんなコミュニケーションまで含めてデザインされており、SNS時代との相性も良さそうです。

現在、Kalphabetsは日本進出に向けた展開も進めているとのこと。

K-POPや韓国ドラマをきっかけに韓国カルチャーが定着した今、日本でも“韓国語そのもの”への関心は以前より高まっています。

そんな中で、「食べるハングル」という体験型コンセプトは、日本でも新しい広がり方を見せるかもしれません。

韓国カルチャー、言語、デザイン、そしてグローバルな感性。Kalphabetsは、単なる輸入菓子ではなく、“韓国カルチャーを再編集するブランド”として、今後さらに注目されそうです。

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