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美容皮膚科医も注目! エイジングケアの常識を覆す「マイトリガーゼ」って、何?

細胞年齢を左右する、ミトコンドリアの中にある酵素、「マイトリガーゼ」って?

年々エイジングケアの新常識が打ち立てられていて、アップデートするのが大変!ですが、若々しく健やかなお肌はなんとかしてキープしたいもの。

そんなアラフォー編集長が最近、「ぬっ? 聞き捨てならぬ!」と気になったキーワードが『マイトリガーゼ』。

「マイトリガーゼ」、初耳じゃない?

美容皮膚科医の先生から最近聞いた、この、「マイトリガーゼ」。

一体どんなものかというと…

細胞内でエネルギーを作りだしてくれる器官であるミトコンドリアの中に存在する酵素の1つ。2006年に、当時東京薬科大学の柳茂教授(現在は学習院大学教授)によって発見された酵素だそう。

実はお肌の老化にはミトコンドリアの老化(機能低下)が深く関わっていて、近年、大正製薬がこの「マイトリガーゼ」の働きが細胞の若返りの鍵を握っているのでは、と着目。そして2021年、とうとう、「マイトリガーゼ」と肌老化の関係を世界で初めて解明。年齢とともに気になる肌悩みの引き金となっているのが「マイトリガーゼ」の減少よる老化の加速である可能性を見出しました。

裏を返せば、「マイトリガーゼ」の減少を防ぐことが、若々しさを保つ上で重要なアプローチになるということを意味しています。

美容皮膚科ドクターも注目の研究

美容皮膚科医のドクターも「マイトリガーゼ」研究に注目しているよう。

「大正製薬の『マイトリガーゼ』の研究は、細胞の若返りのカギを握る酵素へのアプローチという点で非常に画期的といえます。『マイトリガーゼ』にアプローチするケアが実現することで、エイジングケアの常識が大きく変わる可能性があると思います」(美容皮膚科医・宇井千穂先生)

「マイトリガーゼ」が減少すると起こること

「マイトリガーゼ」が減少すると、ミトコンドリアの機能が低下。その結果、皮膚に慢性炎症が生じ、老化を加速してしまう可能性があるとのこと。

細胞内に存在するミトコンドリアを観察する中で、正常時の肌細胞ではミトコンドリアがネットワークを作っているのに対し、「マイトリガーゼ」が失われた肌細胞ではミトコンドリアがバラバラにちぎれ、さらに有害な活性酵素の産出量が増えていることがわかったそう。これにより、「マイトリガーゼが減少すると、ミトコンドリアネットワークが崩壊し細胞活性が低下。そして肌老化が起こる!」という新しい老化メカニズムが示唆されました。

つまり、「マイトリガーゼ」の減少が、肌老化(シミ、乾燥、シワなど)につながるということ。

また、逆に「マイトリガーゼ」の減少を防ぐことができれば、ミトコンドリアや細胞が健やかに保たれ、ハリと透明感に満ちた若々しい肌が続くことが期待できるというわけ。

「マイトリガーゼ」の減少を防ぐには?

それでは、「マイトリガーゼ」の減少を防ぐにはいったいどうしたらいいの?

実は大正製薬の研究で、「マイトリガーゼ」を増やす成分も発見できているそう。

モモ、ハマメリスの葉、ボタンの根などの抽出物を組み合わせることで、「マイトリガーゼ」の減少を抑制してくれる可能性が見えてきているとか。

今後、「マイトリガーゼ」減少に対処できるコスメや施術を見つけたら、いち早く試さねば!!

<コメント取材> 宇井千穂先生/皮膚科医・美容皮膚科医

やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院院⻑。1969 年生まれ。1990年準ミス日本本受賞。北里大学医学部を卒業し、現在、皮膚科医、美容皮膚科医として勤務。近年は、WEB・雑誌での連載やサプリメント・化粧品の監修など、多方面で活躍。新聞・雑誌などメディア出演も多数。

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